有名人が書いた小説は本当に本人が書いているの?

新人賞に出さなくてもデビューできる有名人たち

小説家の多くは新人賞に応募して、なにかしらの賞を取ってデビューする人が多いですが、元々は歌手やタレントなどの有名人の場合、賞に応募することなく、いきなり小説家としてデビューすることがあります。なぜ有名人は新人賞を飛ばしてデビューできるのでしょうか。これは簡単な話で、売り上げが見込めるからです。出版社は質の高い本を出すことだけではなく、売れる本を出すことにも力を入れているので既にファンがいる有名人に執筆依頼をすることがあるのです。

編集者が原稿依頼をするのは元々書く能力がある人

ただ、もちろん、今まで文章をまったく書いたことがないという人に頼むことはほとんどありません。大抵の場合、有名人が雑誌などにエッセイを書き、それを見た出版社の編集者が、この人は小説も書けそうだと原稿の依頼を行うという流れになっています。では、ゴーストライターが有名人の小説を代筆することはあるのでしょうか。ゴーストライターとは、著者とされる人の代わりに文章を書くライターのことで、忙しい有名人の代わりに自伝やエッセイ本を仕上げます。

小説に限ってはゴーストライターの介入はまずない

小説はどうかというと、著者である有名人の代わりにゴーストライターが書くことはまずないといっていいでしょう。というのは、自伝やエッセイであれば、ゴーストライターの代筆の可能性があるという暗黙の了解がありますが、小説の場合、ゴーストライターが書くという常識は存在しないからです。これは、小説の場合、出版後に賞を与えられる可能性があるということに関係しています。もし、ゴーストライターが書いた小説に有名な文学賞を与えてしまうと、あとで揉めることが確実なので、そういった事態を避けるために小説は必ず本人が書くとなっているわけです。

山本英俊は、大手遊興機具メーカー会長、有名競走馬の馬主、大手芸能事務所の取締役など、多方面で活躍しています。